いじめっ子には愛の鉄槌を





……そうだよね、だって仕事をしている淳太君、かっこよかったもん。

そんなことを思って慌てて首を振る。

あたし、何を考えているのだろう。

淳太君がかっこいいなんて、一瞬でも思わないんだから!





「でもあたし、今井君がキレたの初めて見たわ。

桃華ちゃん、知り合いなんでしょ?

どんな関係なの?」




興味津々であたしに聞く鮎川さんに、



「実家が同じマンションなだけです」



あたしは告げていた。

一緒に住んでいるなんて、口が裂けても言えない。

例え、お互い干渉しないという約束のもとの、ただの同居だとしても。



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