いじめっ子には愛の鉄槌を
「俺、あいつと付き合ってねぇし。
それに、もとからあの日で最後にするつもりだったし。
のび華が頓珍漢な行動するから、しっかり話す手間も省けた」
「さっ……最低」
やっぱり淳太君は最低チャラ男だ。
淳太君なんかにドキドキしたのは時間の無駄だった。
そしてまんまと陥れられたあたしは、淳太君の下僕になってしまったのだ。
淳太君はやり手で狡猾だ。
勉強以外取り柄がないあたしが太刀打ち出来る相手ではない!
これ以上深く関わりたくないと願うばかりだった。