ミラートリック~キミの優しすぎる愛に溺れる~
「1年前の今日、彩華ちゃんにも会いに行った。その時、もう限界だって。一秒でも早く、ここから逃げ出したいって言われたわ。そして、その日の真夜中。泣きながら、彩華ちゃんは施設にやって来た。残り、1年間。ここで保護してくれないなら、死ぬって。そんな交換条件を突きつけて」
彩華は、そこまで追い詰められていたんだ。
「彩華の育ての親は、施設に来なかったんですか?」
「もちろん、血相を変えて来たわ。でも死ぬと言って逃げてきた子を、簡単には渡せなかった。だから、警察に届けを出すように促した。普通、子供が行方不明になれば捜索願いを出すもの。だけど、あの人たちは出さなかった」
彩華は、そこまで追い詰められていたんだ。
「彩華の育ての親は、施設に来なかったんですか?」
「もちろん、血相を変えて来たわ。でも死ぬと言って逃げてきた子を、簡単には渡せなかった。だから、警察に届けを出すように促した。普通、子供が行方不明になれば捜索願いを出すもの。だけど、あの人たちは出さなかった」