Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完




すでに夜なので室内は真っ暗。



まず小早川さんが先に中に入って明かりをつけた。



パッと明るくなる室内。



「……」



…えっと。



ここはいったい何の事務所だったっけ?って思わず首をひねりたくなるほどひどく散らかった部屋。



たくさん並んだデスクの上や、いちおう応接スペースっぽいテーブルの上には書物や資料、食べ物や飲み物のカスで溢れかえっていて。



窓ガラスは何枚か割れているらしくガムテープで補強がしてあったり、部屋の隅っこに置かれていた観葉植物は立ち枯れて見るも無惨な姿をさらしている。





――これが、あの有名な小早川さんのオフィス?





目を疑う光景に入口で立ち尽くしていると、



「どうぞ座って。いまコーヒー淹れるから」



小早川さんは応接スペースのソファを占拠していた雑誌をどかし、あたしに座るスペースを作ってくれた。





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