必然的な運命
「1人で大丈夫?なんか手伝える事あったら言ってよ?」

「ありがとっ、特にする事ないから大丈夫よ〜 」

私の過去を話した時も、まるで自分の事のように泣いてくれる情が厚い奴なのだ。

紗也とは今働いている製薬会社に入社後、同じ総務部に配属、席もまさかの隣同士。

互いに予定がなければ毎週末飲みに行くのが定番。

そんな紗也にも最近彼氏ができたみたいで、あんまり邪魔はしたくないのが私の本心なんだけど。

なんせ世話好きな姉さんだから、私の事をとても気遣ってくれているのが肌み感じる。
< 12 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop