必然的な運命
先ほどの威勢は全くなくて、はじめて聞くか細い声に胸がキュッと鳴った。

なんというか、母性本能なのか。

今、この人をすごく抱きしめたい衝動に駆られる。

「ごめん、ね。」

ふと目線が合うと手が伸びてきて私の頬に触れた。

まるで、何かを確かめるかのように。

「ふっ… そんな顔するな」

そんな顔って、どんな顔よ。


___チュッ
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