必然的な運命
「確かにそうなるよね。 なんで桜木くんが知ってるのかもだけど、遺言だとは言え そんな理由がありながら何で麻美と一緒に暮らしたりしたのかね?」

「遺言、か…… 」


「ねぇ、麻美はどうしたいの?」

そこのところが今ずっとモヤモヤしている。

「なんかさ、千秋の話を聞いて正直ショックだったのは事実なんだけど…… 今は千秋がちゃんとご飯食べてるのかとか、ちゃんと寝てるのかな?とか、そればっかりが気になってて… 」

ただ純粋に元気な顔が見たい。

ただそれだけ。

「そっか。じゃあもう答えは出てるも同然ね?」
< 186 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop