必然的な運命
「………っ、キス」

「よくできました。」

そんな彼の罠にまんまと引っかかる私もどうかしてるな。

塞がれた唇は先程とは比べものにならないほど、優しさと温もりに満ち、幸せだと心が叫んでいる。


「まだ序の口だからな? 覚悟しとけよ?」

「……自信ない、かも 」

「安心しろ。1年も待ったんだ。焦るつもりはねぇよ」

そんな彼の一言一言に私の心は満たされているのかもしれない。
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