必然的な運命
「麻美、元気に育ってくれて本当にありがとう」

「え… ちょ、ちょっと!?急にどうしたの?」

「ん?……感謝はちゃんと伝えないとね?明日は弁当は大丈夫。じゃ行ってくるね」

「う、うん。気をつけて、ね?」

暖かかった温もりはスッと離れ父は振り向く事なく行ってしまった。





____それが父と交わした最後の会話。
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