[完]その口、利けなくしてやるよ。


「無茶すんなよ?千咲が心配するし!俺らもな」


と直さん


「気をつけて行ってくるんだよ?待ってるからね」


と暁都くん


「無茶はいけません。けど、敵に向かうその強さ…いつでも頼ってきてください」

と颯也さん


「寂しいけど!でも、あんたがまたここにいつ帰ってきてもいいように!待ってるかんな!」


と千咲さん。


最後に、


「…史陀と星竜。あいつらは解散した。もう、いないよ。だから、安心して行ってこい!」


その誠也さんの言葉に、皆が笑顔で、皆が涙を流した。あたしのために、涙を流してくれる人がいる。それだけで心が強くなれた気がした。

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