ぶっ飛びプリンセス

お姉様の部屋に着き一呼吸
そして、ノックをして名乗る


「お姉様、ルナです」


すると、数秒で開いた扉
その向こうにお姉様が居た


「ルナ…あぁ、ルナ!!」


私の名前を呼びながらの熱い抱擁

しかし、私を抱きしめるお姉様の腕は細くなっていた

少し…痩せた?


「お姉様?体調が良くないんですか?」


良く見れば顔色も良くない

だから、お部屋に居たの?
もしかして…病気…?


「うん、ちょっとね…うっ…」


急に口を押さえた姉様
小走りで洗面所駆け込んで行く

私も後を追いかける
洗面所でお姉様は水を全開に流し苦しんでいた


「お姉様?本当に大丈夫なの?」


重い病気なの?
凄く心配になってくる


「本当に大丈夫よ……ただの悪阻だから」


……え?




< 250 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop