ぶっ飛びプリンセス
お姉様の部屋に着き一呼吸
そして、ノックをして名乗る
「お姉様、ルナです」
すると、数秒で開いた扉
その向こうにお姉様が居た
「ルナ…あぁ、ルナ!!」
私の名前を呼びながらの熱い抱擁
しかし、私を抱きしめるお姉様の腕は細くなっていた
少し…痩せた?
「お姉様?体調が良くないんですか?」
良く見れば顔色も良くない
だから、お部屋に居たの?
もしかして…病気…?
「うん、ちょっとね…うっ…」
急に口を押さえた姉様
小走りで洗面所駆け込んで行く
私も後を追いかける
洗面所でお姉様は水を全開に流し苦しんでいた
「お姉様?本当に大丈夫なの?」
重い病気なの?
凄く心配になってくる
「本当に大丈夫よ……ただの悪阻だから」
……え?