ぶっ飛びプリンセス
あの落ち込んでた時に出会って、言葉を貰ったからこそ俺は性別関係なく惹かれてしまった
きっと、ルナが城を抜けださず普通にパーティーに出席して、そこで出会っても何も思わなかっただろう
ルナがお転婆でよかった
そう思い小さく笑うと、ルナが変な顔をした
「なんで…急に笑うんですか?リオン様、変な物でも食べました?あ、もしかして、酔ってます?」
「酔ってないよ。ルナに出会えた喜びが溢れただけだよ」
そう言うと、ルナは大きく目を見開き赤くなる
それが面白くて、言葉を続ける
「初恋相手が、意図せず妻になった…こんな嬉しい事はない。二度も俺の心を奪っていった。そんな人が妻になったんだと思うと…嬉しくて」
そう言いながら、ルナの頬に触れると予想以上に熱くて少し心配になった
「ルナ、熱い。…まさか、風邪でも引いた?」
「リオン様の所為です!風邪は引いてません!そ、そんな言葉を言われたら…照れるに決まってます!」
ぷいっとそっぽ向くルナが可愛い
このまま今すぐ腕の中に閉じ込めたい衝動に駆られる…が、
「仲睦まじいですね。なんだか、私も当てられて熱くなってしまいました」
そんな事を言うカロンの存在が俺の理性を保たせていた
その存在に感謝すべきなのか、否か…
そんな事を思いながら城の中に戻っていった
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