ぶっ飛びプリンセス

「っと言うか…僕はこれからひとりの女性を手に入れる事に専念するから、国王やってる時間ない」


…え?
色々な感情に揺さぶられてる間に兄さんが言う


「ルナさんに全力で愛されてるリオンを見て羨ましくなった。あの子と結ばれるには国王は身が重い。あの子はそんなに身分高くないからね」


兄さん…もしかして…
その意中の子を手に入れる為に王位捨てた?


「大丈夫。ちょっと時間掛かるだろうけど、リオンのサポートはちゃんとするよ?それは約束する」


本当にいいのだろうか?
そんな理由で王位を貰ってしまっても…


「リオン、それで良いか?」


父様…陛下からの最終確認だ
俺は、決意するのに深呼吸を一回する

そして、拳に力を入れて答える


「全力でご期待に添えるよう精進します」


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