ぶっ飛びプリンセス

「結果、俺と兄さん…どっちが好き?」


ちょっと楽しそうに聞いてくるリオン様
私の答えを分かってて言ってる


「これで“お兄さん”って言ったらリオン様、怒る…っというか妬きますよね?」

「お部屋に監禁だね」


ニコニコと恐ろしい事を言う私の旦那様
もう、慣れたけどね


「で?どっち?」

「私が好きなのは、リオン様ですよ。分かってて聞かないでください」


どんなにラルム様が素敵な人でも、私にはもうリオン様以外は考えられない


「分かってても聞きたいんだよ。ルナの口で“好き”って言ってもらいたいからね」


そう言って席を立つリオン様
お仕事は終わったのでしょうか?


「お仕事は…終わったのですか?」

「ある程度目処がついたから、休憩」


そう言って、仕事机からソファーに移動したリオン様

そして、私を呼ぶ


「ルナ、おいで」

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