ぶっ飛びプリンセス

リオン様に呼ばれ、隣に座る
そして、引き寄せられて抱きしめられる


「リオン様?」

「ちょっと弱音吐いていい?」


弱音?どうしたの?
私に何か出来る事あるかな?


「俺は…本当に、国王になれる器なのか?」


ポツリと呟く弱々しい言葉


「うーん…それは、やってみなきゃ分かんないですよ。ダメな国王になったら国民が暴動起こして国が潰れるだけです」

「…予想外の返答だった」


“大丈夫、リオン様なら絶対素敵な国王になれます”…なんて、言えない


「リオン様がダメな国王にならないように、起動修正するのが私やラルム様の役目です。リオン様は1人じゃないですよ。リオン様を愛してる人達が、リオン様をダメな国王になんてしません。絶対にです」


リオン様が良い国王になるように努力する
それと同じくらい、私達周りの人も努力をする


「大丈夫です。自分に国王の器が無いのなら、足りない分を周りから借りればいいんです」


1人で抱え込むから不安になるんだ
大丈夫、リオン様は1人じゃない

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