【完】地味子ちゃんは世界No.1の総長様
翔登Side




今日は学校が終わんなくて倉庫にくるのが遅くなった




幹部室に入ると鈴峰は寝てるし




蜜月は足組んで音楽聴いてて




大きな音出したら絶対殺される…




鈴峰が寝てるソファーに近づく




無防備すぎだから…!




いつからだっけ…




俺が鈴峰を好きになったのは。




小さい頃からずっと一緒にいるし




いつの間にか好きになってた




俺より明らかに強いし




ハッカーやらせても世界一だし




俺が鈴峰に勝ってるとこなんて




一つもないのに、それでも守ってやりたい




辛い時は側にいてやりたい、




なにかあれば助けるし、




鈴峰が死ぬくらいなら俺が身代わりになる




それだけ鈴峰を信じてるし




尊敬してる




そして、大好きなんだ…




強いけどちゃんと女の子だし




可愛い所なんて数え切れないほどある




でも、きっと俺の事なんて鈴峰は眼中にないって分かってる、




だから辛いんだ




側にいることが




ずっと一緒にいるから




鈴峰の想いくらい知ってる




鈴峰はいまだってまだアイツが好きなんだ




俺が超えられないすっげーもの持った奴が…




酷い爪痕を残して鈴峰の隣から消えていった




初めて鈴峰を泣かせたのがアイツだったな




戻ってきてやれよ、鈴峰がかわいそうじゃんか…!




俺だって会いてーんだよ




俺等のいる世界に一生語り継がれるだろな




なんて言ったってあの銀狼が惚れた男だから



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