パラレルワールド
元の家にも帰れなくなったし、一緒に戻ることにした。
その時‼︎
「今外に出てるやつは直ちに家の中へ入れ、守ることができなければ待ってるのは死だ」
「何これ⁉︎」
「説明してる暇はない走って帰るよ」
何もわからずただただ走った家に着くとあの時のように子供が泣いてよって来た。
「よがっだーこのまま帰ってごながっだら....」「大丈夫お前を置いて行くもんか」
「こんな時に何ですけど、大体予想はつきますがさっきの何なんですか」
「さっきのが命令...あんなふうにいつも急に指令が来るたまにもっと残酷な指令が来る」
「そうですか、1日1回はあのような命令あるんですか？」
「そうです。この3ヶ月間命令がない日はありませんでした。多い日には3回ありました」
「今までで一番ひどい命令は何ですか？」
「思いだしたくもないけどあなたになら、
自分が嫌いな奴の指どの指でもいいからもってこいと嫌いな奴だから簡単だろって指の一本や二本」
「私はそんなことできなくて自分の指を切り落としました、なので小指が一本ないんです」
「もう、言わなくて大丈夫です。すいません」
「王様は私たちをいいなりにして上から見て笑ってるんです」
「どうかまた幸せな毎日がおくれるようしてもらえませんか？」
「してもらえませんかって言われても1人じゃ無理に決まってますしあなた達が断って1人だけ犠牲になったんじゃないですか、元々僕はこの町にいたわけでもないしあなた達の犠牲になる必要ありますか？」
「ごめんなさい...そりゃそうですよね見ず知らずの町にいきなり来て帰れなくなったからこの町の犠牲になって戦ってなんて図々しいにもほどがありますよね...」
「まぁでも帰れないとこのままずっとここにいることにもなるしお世話になることにもなるこの町にとって私は1番入らない存在ですもんね...」
「そこまで言ってないですここでよければずっといてください子供も仲良くしてもらってたお兄ちゃんが帰って来て嬉しそうでしたし」
「偽物ですけどね...とりあえず疲れたので寝させてもらいます。おやすみなさい」
「おやすみなさい」
< 8 / 15 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop