御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
でも私は……アッパークラスの人だからといって好きになったりはしない。
その逆はあったとしても。


「知ってる? 人って、簡単に手に入らないもののほうが欲しくなるんだ」


それは……私のこと?


「あっ、いえ、あの……。夏目さんとはまだお会いしたばかりですし」


だって彼と会ったのはまだこれが三度目。
しかもゆっくり話したのは初めてだ。

それなのに好きかどうかなんてわからない。


「会ったばかりでホテルに行っちゃう子もいるよ? まぁ、そういう子とは長続きはしないけど。蓮川さんみたいに真面目な子なら、じっくり付き合えると思うんだ。真剣に考えてくれないかな」


余裕の笑みを浮かべる夏目さんは、恋愛経験が豊富なのだろうか。
アタフタする私とはまるで対照的だ。


「……はい」


そう答えるしかなかった。
一木さんに恋愛レッスンしてもらっているのに、こんなときにどうしたらいいのかなんてまるでわからない。
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