御曹司と溺愛付き!?ハラハラ同居
「客用の布団が押し入れの中。廊下をはさんで反対側のドアが俺の部屋だから、そこ以外は好きに使って構わない」


彼はテキパキとあっという間に指示を済ませと「シャワー、先使って」と出ていってしまった。


とにかく、シャワーを借りよう。
早くしないと彼が困るに違いないと、慌てて着替えを出し、浴室に向かった。


点滴のおかげなのかハンバーグのおかげなのか、もうふらつくことはない。

ここ数日、毎日先の不安で頭がいっぱいだったので、これで久しぶりに安心して眠ることができる。

まさか一木さんの家に連れて来られるとは思ってもいなかったけど、助けてくれた彼に感謝しなくちゃ。
しかも、就職先付きなんて最高だ。


シャワーを浴びてリビングに向かうと、一木さんはパソコンを開いて作業をしていた。
こんな時間まで仕事だろうか。


「お先にすみません」

「あぁ。気にしないで寝て。おやすみ」

「おやすみなさい」
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