放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
「・・・中野と葉月が気になる?」
「うん。幼馴染っていいなって、思わない?」
「―――仲いいもんな、あいつら」
確かに幼馴染だからって、仲がよすぎなのかな?
それともあれが普通なのかな?
幼馴染なんていない私にとって、幼馴染という二人の距離感はあれが当たり前だと思っていた。
「そういえばさ」
「うん」
中々返事が来ないので、少し上を見上げ、日向君の横顔を見る。まだ顔が真っ赤だ。やっぱり先程の火照りが残っているのだろう。