放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
小さな手のひらに乗っかる、白いチンアナゴのストラップ。
同じ沖縄にいるのに、お土産だなんて変かなって思ったけど・・・やっぱり失敗だったか?
そう不安に思っていると。
「ありがとう、日向君・・・っ!」
まるで花弁を閉じていた朝顔が、日の光を浴びてパッと開くように彼女は笑った。
「・・・おう」
彼女のその笑顔を見たら、そんなの全部吹っ飛んで。
俺は髪の毛を弄るフリをして、彼女から視線を逸らす。