放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。
「翔也頑張れーっ!!」
隣で大きな声をあげる莉奈。
まるでその声が届いたのかのように、平松君は相手からボールを奪い、そのままボールを高く蹴り上げた。
「、っ」
そのボールは日向君へと渡る。
「ほら、美空も声だして応援!」
そう莉奈は簡単に言う。自分でも分かっているが、声が喉の途中でつっかえてでてこないのだ。
頑張れ、頑張れ、頑張れ、と心の中で日向君に伝えることしか出来ない。それがとてももどかしい。