[実話]16歳〜私の生きた道〜
そんなことを話ながら健さんの家に行く。
健さんは、テレビを見て笑ってた。
「帰ってきたよ」
「こんばんわぁ…」
おそるおそるゆきが挨拶をする。
「いらっしゃい。寒かったやろ」
「うん。寒かったよ」
「寒かったですね」
普通に会話してて、ゆきの歌が上手いって話になった。
健さんの歌も聞きたくて、少し強引にカラオケに誘ってみた。
「いいよ」
すんなりOKもらえるなんて思わなくて、驚いた。
それからタクシーに乗って、少し離れたカラオケ店に行く。
私と健さんはお酒を、ゆきはジュースを頼み、楽しい時間は過ぎてゆく。
だけど…その夜は楽しいことだけじゃなかった…。

帰ってからしばらくして、私は、私じゃなくなる…。
人格が変わったのだ…。
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