幼なじみは恋の始まり!?

「ねぇ!桃香は勇也のこと、好きじゃないの?」

放課後の教室に響きわたるその声は私あてだった。
「はぁ?私が?あいつのことを?ありえない!」
私は首をふり答えた。
それを聴いたクラスの女子たちは
「「「はぁぁぁぁぁ?まじで!?嘘でしょ?」」」
と叫んだ。

――――今、私のクラスでは恋愛ブームだ。
ここでカレカノになっていないのは
男子女子合わせて5・6人程度だ。

そこ中にいるのが
私、瀧本桃香(たきもと ももか)と
幼なじみの瀧山勇也(たきやま ゆうや)だ。

勇也とは産まれた時から一緒。
誕生日も一緒。
産まれた場所も一緒。
産まれた時間は...だいたい一緒。

何もかもが一緒。

こんな奇跡のような私達は
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