ヒマワリの嘘




「…んー、ここどこかな」



寮が広すぎてか、完全に迷子状態だ。

寮の説明受けてなかったからかな
さすがになるよね、迷子。




「すいませーん…誰かいますかー」


その時、チラッと見える人影に私はビクッと肩を揺らした。



自分から呼んでるのは分かるけど、
いざ人影が見えると結構怖かったりするかもしれない…

お化け?


な訳ないよね。



私が廊下を歩き、角を曲がろうとしたその時




「ぎゃいやああああああーーーー!!」

「やぁぁあああっ!!!」




いきなりの悲鳴に私もつられ声を上げると
その場にしゃがみ込み耳を塞いだ。




「お化けええぇぇ!!!!!……え?
お化け?


……じゃない?」



…誰…?



恐る恐る顔を上げてみると、目の前には少し焦げた肌に金色の髪の男性が立っていた。




「えっ、まさか、君が転校生?」

「…は、初めまして」



あぁ、お化けじゃなくて良かった



なんて心底思いながらも、体は硬直したままで、立つのも精一杯だった。




「なんだよびっくりしたなぁー
ったく、これだから女はっ、んっとに…」



最初に叫んだの貴方でしょ…

それにしても、誰かいて良かった。
このままだと部屋にも帰れなかったかも




「ありがとうございました
ここに居てくれて」

「プッ…なんじゃそりゃ
まあいいや、どうせ迷子でしょ?」



私はコクっと頷くと、「付いて来て」と言いながらそのまま真っ直ぐと進んだ。




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