君の心を開く方法
「何見てたの?光?」

バレたー…。

「違うよ?そこの黒板に何書いてんのかなって思って」

動揺を悟られないように、平常運転を装って、耳を触る。

「ふーん……」

まゆは納得していないという表情で
だけど、悲しそうな顔をして、言った。

「あのこと、まだ気にしてる?」

……っ

「鈴香、私は鈴香に前に進んでほしい。1歩ずつでいいから、男子と話すの、挑戦してみようよ。なにか変わるかもしれないし…」

まゆの言ってることは理解できるし、私だって……

「進みたい……。男子がみんな、あんな人だと思ってない。クラスのみんなはいい人ばかりだよ。でも…」

怖い。

実はみんな、裏があって、あの人みたいな行動をするんじゃないかって…

男子は、男の人は、

みんな

あの人みたいなんじゃないかって

怖くてたまらない。


「挑戦してみようよ。このクラスに悪い奴なんかいないからさ。」

私だって普通に恋愛してみたい。

漫画とか、ドラマとか、そういう恋愛に

憧れはある。

好きな人がいたら、どんなに幸せなんだろう
って…

「うん。私、頑張る。」

まゆは、ほっとした顔でうなずいてくれた。
< 7 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop