言葉は世界を救う!?
1章 悩み相談部へようこそ!
ミステリアスボーイ


「待てー!南!!」



5月。音慧(おんけい)高校のとある昼休み。



私は全速力で南校舎の廊下を走っていた。


それもそのはず、先生に追いかけられているからだ。

フフフ‥50代のおじいちゃん先生の足では私には追いつけまい‥


先生を怒らせた理由は‥‥あとで話す!今はそれどころじゃない。



その時、私は足がもつれて転んでしまった。


ドサッ!!!



「痛たた‥」


後からは、先生らしき人の足跡が聞こえる‥。


私は捕まるまいと必死に逃げようとした。すると目の前には、少しドアが開いた教室があった。


私は思わず、その教室に入って扉をしめた。


廊下からは、人が通る足跡が聞こえる‥。



私の心臓は今にも飛び出そうなぐらい、ドキドキしてる。


これは、もしかして恋!?‥じゃない!!これはたんなる緊張だ!!



私は自分でツッコミつつ身構える。


私が隠れているところまで、先生が来る音が聞こえた。


ドキドキドキ‥



‥がだんだん足跡が遠ざかり静かになった。


「ふぅー助かった‥」


その時だった。

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