気まぐれ男子にご注意ください!
たしか、神田くんのメッセージによれば案内係か設営係か受付係か、だったはず。
「この係ってさ、同じクラスの人は同じ係やるの?」
「そう」
8クラスあるから、一つの係を3クラスか2クラスずつで振り分けられるんだろう。
「神田くんと一緒だったらなんでも大丈夫です!」
というか、説明も聞いてないし、神田くんに迷惑ばっかりかけてる私は選ぶ権利ない気がするけど…。
でもそれなのに、神田くんはわざわざ私と係りの話し合いするために下駄箱でまっててくれたってこと…、だよね…。
…え?私幸せすぎてバチ当たらないかな?
神田くんと一緒に係やれるってだけで、嬉しいのに。
「俺も別になんでもいい」
「それは私が一緒だからってこと!?」
「は?」
「だって、俺“も”とか言うから!」
神田くんと一緒だったらなんでもいいって言ったのに同意されたら、そう言う意味だって捉えちゃうもん。
なんたって、私の脳内はお花畑だしっ!