気まぐれ男子にご注意ください!


そしてしーちゃんに話を振られた神田くんは






「野々宮はない」





そう言ったかと思うと、また眠りについてしまう。




…うん、まって……。



しーちゃんの言葉には反応するんだ、とか。

またこっち向いて寝てるかわいい、とか。

ふわふわの髪の毛に触りたい、とか…。



いろいろ言いたいことはあるけどそうじゃなくて!!!




今、神田くん、野々宮っていった!?


神田くん、私の名前を認識してたの!?





やだ…嬉しい。


嬉しすぎるどうしよう!!






「ねえねえしーちゃん」


「…なに」


「私って野々宮だよね?」


「…そうね」


「私、野々宮でよかったっ!!!」





終始なにいってんだこいつ、っていう目を向けてきているしーちゃんだけど、わたしの言ったことに反応してくれるからなんだかんだ優しいなぁ。


なんて思っちゃう私は、神田くんのせいで感覚がおかしいのかもしれない。

でも神田くんのせいなら感覚がおかしいことくらい大歓迎だ。



しかも何よりも、今の私は神田くんが私の名前呼んでくれたことがうれしいんだもん!!!!


< 8 / 68 >

この作品をシェア

pagetop