いじめっ子には愛の鎖を
スマートフォンから何やらお母さんの驚く声が漏れた。
淳太君はあたしの身体を抱きしめたまま落ち着いた声で話す。
「桃華さんのお父さんとお母さんに話さないといけないことがあります」
「えっ!?なに……」
そう言いかけたあたしの口を、再び塞ぐ淳太君。
息ができなくて、大好きな淳太君の香りに包まれて、倒れてしまいそうだった。
「週末、ご都合のいい時間帯はありますか?
……土曜日の午前中ですね。
では、桃華さんと伺います」