いじめっ子には愛の鎖を







運ばれてきたオムライスを食べる。

ほんのり甘い卵にデミグラスソースがふわっと口の中で広がる、美味しいオムライスだった。

こんなオムライスを淳太君と食べたいなんて思ってしまう。





「赤木さんは……あたしに彼氏がいるのに、どうして諦めないんですか?」




失礼だと分かっているのに聞いてしまう。

すると、赤木さんはまっすぐあたしを見て答える。





「だって、絶対僕のほうが藤井さんを幸せに出来るから」



「……え?」



「僕は誰よりも藤井さんを好きでいる自信がある」




その言葉に泣きそうになる。




どれだけ赤木さんがあたしを好きでいてくれても、その気持ちに応えることは出来ない。

そして……

淳太君にその言葉をかけてもらいたかった。


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