いじめっ子には愛の鎖を
頷いてはいけない。
淳太君の異動がかかっているから。
だけど、嘘をついたら淳太君が悲しむと思って、あたしは大きく頷いていた。
「では僕は、君たちの茶番にずっと付き合わされていたのか」
その言葉が胸を抉る。
恥ずかしがらず、赤木さんにはもっと早く言うべきだったのだろう。
もっと真剣に伝えるべきだったのだろう。
三年間もあたしを好きでいてくれたのだから。
三十過ぎの赤木さんは、一年も無駄には出来ないはずだから。