いじめっ子には愛の鎖を





お父さんは驚いた顔であたしを見た後、寂しげな顔で下を向く。





「桃華はお父さんの娘としては、出来過ぎなくらいの娘なんだ。

勉強なんて教えたこともないのに東大に入るし、仕事で忙しいお母さんの体調も気にしてくれるし。

お父さんが休みの日に一緒に料理を作ってくれるのが楽しみで、お父さんも毎日頑張れたんだ。

桃華は優しくて賢い自慢の娘だ」





お父さんの言葉に涙が出てくる。





なんでそんなことを言うの?

お馬鹿なお父さんなら、淳太君の言葉に「はい喜んで」の一言で済ますと思っていたのに。


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