いじめっ子には愛の鎖を






「淳太君の両親はどんな人なの?」




淳太君の両親の記憶なんてないあたしが聞くと、彼は予想以上の言葉を返した。




「父親は某貿易会社の専務をしている」





驚きのあまり、何も言えなくなる。

淳太君の立派なご両親に、あたしはどうやって会えばいいのだろうか。

固まるあたしに、淳太君は告げる。





「両親は俺とお前が付き合っていることを、きっと喜んでくれる」



「本当に?」




淳太君の言っていることが信じられない。

淳太君は自信満々に言うが、どんな根拠があるのだろう。


< 228 / 235 >

この作品をシェア

pagetop