いじめっ子には愛の鎖を





そう言って愕然とした。




あたしの両親はびっくりするほど仲良しだ、まるで恋人みたいに。

だけど、あたしと淳太君は仲良しと言えるのだろうか。

仲良しの両親を見て育ってきただけに、淳太君との関係はこれでいいのかと不安になる。

あたしが一方的に好きで、淳太君の気持ちなんてたかが知れてるというほどに。





「いいな……

僕はぜひ君のお父さんに会って、ありがたい話が聞きたいな。

そして君のお父さんに気に入られて、君と結婚……」




赤木さんが物騒な言葉を吐きかけた時、


「赤木さん」



冷ややかな声が聞こえた。


< 30 / 235 >

この作品をシェア

pagetop