いじめっ子には愛の鎖を






彼女は淳太君の肩にそっと手をかけ、



「淳太、これからしばらくよろしくね」



やたら色っぽい声で告げる。

淳太君はパソコンを見たまま、



「あぁ……」



短く答えただけだった。


そして、ようやく出てきた赤木さんが彼女を紹介する。





「営業部の小林美智香さんだ。

これからしばらく我々のプロジェクトに参加してもらう。

営業部の目線も大切だ」



「よろしくお願いします」




彼女はピシッと背を伸ばしたまま、軽やかに頭を下げた。

その所作が美しくて見惚れてしまった。


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