いじめっ子には愛の鎖を




あたしだって泣きたくない。

だけど、淳太君の言葉があたしの胸にジーンと染み渡って、ようやく幸せだと思えた。

抱かれた時よりももっとずっと満たされていた。

この涙は嬉し涙だ。

淳太君に会えて愛されて、ようやく流れた嬉し涙だ。





「アタマ狂ったんじゃねえかってほど、お前しか見えないんだ」





淳太君ってこんなに優しい人だった?

キャラ違うことない?

そんな言葉が出かかったが、きっとあたしがブチギレたせいだろう。

下僕の反逆に遭い、恥を忍んであたしと向き合ってくれているのだろう。

それでも、その言葉が嬉しくて、涙を流しながらにやけていた。

たまにはブチギレるのも悪くない。


< 50 / 235 >

この作品をシェア

pagetop