いじめっ子には愛の鎖を





赤木さんだけでなく、岡部君まで悪酔いしていることに気付く。

駄目だ駄目だ、ゲロ吐いて彼氏に振られるなんて、死んでも嫌だ!!





「岡部君!もう飲めない」



必死に断るあたしに、



「藤井さん、付き合い悪いですね。

飲んでくださいよ!」



ぐいぐいビールを押し付ける岡部君。




そして……




バシャッ……



黄色いしぶきを上げて、ビールがあたしに襲いかかった。






気付いた時は、上から下までびしょ濡れで、冷たい感触が全身を襲った。

瞬時に部屋が静まり返る。

あたしはみんなの視線を一斉に浴び……




「すっ……すみません」




動揺した岡部君が謝る。

さすがの岡部君でも悪いことをしたと思ったのだろう。



< 69 / 235 >

この作品をシェア

pagetop