いじめっ子には愛の鎖を
赤木さんだけでなく、岡部君まで悪酔いしていることに気付く。
駄目だ駄目だ、ゲロ吐いて彼氏に振られるなんて、死んでも嫌だ!!
「岡部君!もう飲めない」
必死に断るあたしに、
「藤井さん、付き合い悪いですね。
飲んでくださいよ!」
ぐいぐいビールを押し付ける岡部君。
そして……
バシャッ……
黄色いしぶきを上げて、ビールがあたしに襲いかかった。
気付いた時は、上から下までびしょ濡れで、冷たい感触が全身を襲った。
瞬時に部屋が静まり返る。
あたしはみんなの視線を一斉に浴び……
「すっ……すみません」
動揺した岡部君が謝る。
さすがの岡部君でも悪いことをしたと思ったのだろう。