いじめっ子には愛の鎖を





「だから公表したらいいっつっただろ。

俺だって処女マニアとか言われて苛ついてんだ」




淳太君、聞こえていたんだ。

さらに真っ赤になるあたしの頭を、くしゃっと撫でる淳太君。

その手が心地よくて、淳太君に身を預けてしまう。





「赤木のおっさんにはやらねぇよ。

こんなに大切なんだから」




やめてよ、淳太君のくせに。




「公表した時の顔が見ものだ。

あのおっさん、のび華が俺を嫌っているって油断してるからな」





淳太君はいつも余裕だ。

例え、あたしが赤木さんに狙われていようと。

それに対してあたしはいつも怯えている。

小林さんに嫉妬ばかりしている。

あたしだってもっと自信を持ちたい。

だけど、小林さんと仲睦まじくしている淳太君を見ると、胸が張り裂けそうになるんだ。


< 75 / 235 >

この作品をシェア

pagetop