いじめっ子には愛の鎖を
「だから公表したらいいっつっただろ。
俺だって処女マニアとか言われて苛ついてんだ」
淳太君、聞こえていたんだ。
さらに真っ赤になるあたしの頭を、くしゃっと撫でる淳太君。
その手が心地よくて、淳太君に身を預けてしまう。
「赤木のおっさんにはやらねぇよ。
こんなに大切なんだから」
やめてよ、淳太君のくせに。
「公表した時の顔が見ものだ。
あのおっさん、のび華が俺を嫌っているって油断してるからな」
淳太君はいつも余裕だ。
例え、あたしが赤木さんに狙われていようと。
それに対してあたしはいつも怯えている。
小林さんに嫉妬ばかりしている。
あたしだってもっと自信を持ちたい。
だけど、小林さんと仲睦まじくしている淳太君を見ると、胸が張り裂けそうになるんだ。