いじめっ子には愛の鎖を





相変わらず意地悪な淳太君だけど、そのが嬉しくて、スーツが汚れるのなんて気にせず再びそれを肩にかけた。

ふんわり香る淳太君のにおいがたまらなくて、上着をぎゅっと握りしめてしまう。

そんなあたしを見て、淳太君はため息をつく。





「お前は迂闊すぎる」




淳太君が怒るのも分かる気がする。

あたしは赤木さんと岡部君に言いたい放題言われ、ビールをふっかけられ、赤木さんに胸元を見られ……

だけど、



「淳太君だって小林さんと仲良くしてた」



真っ赤な顔で彼を睨む。

そんなあたしに、淳太君は尚も告げた。


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