いつかまた。【完】


知らない男は俺に向かって



「お前か?最近ここらを荒らしてる奴は」



と言ってきた



「あぁ?そんなもん知らねーよ」



俺がそう言うと男はフッと笑い




「お前面白いな、"鷹"に入らねぇか?」




鷹?



「何だそれ」



「ここらを好きにできるグループだ、どうだ?」



男は簡単な説明しかしなかった




「よく分かんねぇけど好きにしていいなら入る」



「そうと決まれば俺の仲間に紹介しないとな、立てるか?」



そう言って俺に手を差し伸べる男



俺はその手を見て何だか知んないけど目頭が熱くなった




< 70 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop