いつかまた。【完】
知らない男は俺に向かって
「お前か?最近ここらを荒らしてる奴は」
と言ってきた
「あぁ?そんなもん知らねーよ」
俺がそう言うと男はフッと笑い
「お前面白いな、"鷹"に入らねぇか?」
鷹?
「何だそれ」
「ここらを好きにできるグループだ、どうだ?」
男は簡単な説明しかしなかった
「よく分かんねぇけど好きにしていいなら入る」
「そうと決まれば俺の仲間に紹介しないとな、立てるか?」
そう言って俺に手を差し伸べる男
俺はその手を見て何だか知んないけど目頭が熱くなった