いつかまた。【完】
拓の頬っぺの柔らかさに感動した
ダメだ、クセになる
次に気になったのは髪の毛だった
絶対フワフワだよね?
触って確認しなくちゃ
私は先程と同じく、ゆっくりと手を伸ばして髪を触った
予想していたものと違って、サラサラな髪だった
「へぇ〜サラサラタイプか…」
なんて呟いていた時だった
フッと拓の顔を見ると、目をパチっと開けている拓がいた
「え?!拓起きてたの??」
私は焦って拓に聞くと、拓からの返事がない
「怒ってる?」
「_」
一向に返事がない
私はおかしいと思いジーッと拓を見てみると
「_スー」
小さな音だけど、寝息が聞こえてきた
ということは…
寝てる?!
初めて目を開けて寝てる人見たな…。
私はあまりに驚いたため、目が冴えてしまった
朝ごはんでも作ってよう
そう思った私はベッドから出て、キッチンを借りた