願いを満たせ

あの子との日々

それからと言うもの、あの子は毎日僕のところに来た。
まだ眠たい僕に遊ぼう、と言って手を引っ張っていく。
二人で森の中を駆け回った。
僕の能力があるから森の動物とも遊べた。
そして、夕方になるとあの子を家まで送りとどける。
またね、の声を聞くたびに明日が来ることが楽しみになった。
でも,,,そのぶん独りの夜は寂しくて仕方なかった。
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