こんな私に優しくしてくれてありがとう…
柚生side

部活が終わって家に帰った。

   (ガチャ!)

あれ?部屋が真っ暗…2人とも仕事なのかな。せっかくの誕生日なのに…

そう思いながらリビングに入ると

  ((パーン!パ、パン))

いきなり大きな音が鳴って驚いた。
そして‥‥

 「「柚生お誕生日おめでとう!!!」」

柚「……え?」

一瞬頭の中がフリーズした。

健・裕「「柚?」」

目頭が熱くなるのが分かった。

柚「…ヒック!…ヒック!」

ポロポロと涙が出てくる。

裕「ご、ごめん!そんなビックリした?!」 

ビックリはしたけどこの涙はビックリしたからじゃない。

柚「ち…ッがうヒック!」

裕「え、じゃあどうしたの?」

柚「げ…んかんヒック!入っヒック!たら真っッ!暗だ…ったからヒック」

健「あぁ〜。誰もいないと思った?」

柚「(コクン)」

健にぃの言葉に頷く

裕「ハハッ!!せっかく柚の誕生日なのに仕事行くわけないだろ?」

健「そうそう。ふふっ!おいで?」

そう言われて健にぃのところに行く

健「泣き虫さんだな〜、柚はヾ(・ω・`)ヨシヨシ」

柚「ち…がうヒックもん!」
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