君を離さない
最悪
次の日、結花は学校を欠席していた。

病気で休んでいるのか?それとも、昨日、屋上で言ってたこと。結花は自分が人を傷つけていたと思い込んでて学校に来れなくなったのか?

授業中、段々と結花のことが不安になりだした。

学校の帰り、結花に謝りに行こう。でも、結花の番号は知らないし、家も分からない。どうしたらいいんだ。

そうだ。クラスの女の子に聞いてみるか?

俺は授業が終わり女の子に話しかけようとした。

すると何故か女の子は俺の顔を見るなり離れて行った。俺を避けてるようだ。

どうもクラスの女の子に嫌われたみたいだ。

俺はクラスの仲の良い霧島に話しかけた。

橘「なんか、クラスの女の子たち、俺を避けてるみたいなんだ。」

霧島「そりゃそうだよ。今日、浅倉が欠席したのはお前が浅倉をいじめたから欠席したんだと女の子は思ってるぜ」

橘「え?」

霧島「お前、まさか、浅倉にスカートめくりでもしたんじゃないか?いやいや。お前ならもっと大胆にオッパイを触ったに違いない。うわ~!なんてことをするんだお前は。俺はお前を見損なったぞ。」

そう言って霧島は教室を出た。

あいつ一人で何勝手に妄想してるんだ。

でも、俺が結花を困らせているのは間違いないみたいだ。




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