渇愛の契り~絶対王と囚われの花嫁~


「あっ……ガイアス様っ?」

「カルデア、その心に巣食う闇が、どんなモノなのかは、俺にも想像できない。だか、いつでも俺が側にいることを、忘れるな」


「ガイアス様……」


この人は、まるで空に座する太陽そのモノだとカルデアは思った。その強い輝きで、たくさんの人々の心を照らすのだろう。


(その光に惹かれたから、私はこの人について行こうと思ったのかもしれない)


カルデアはそんなことを考えながら、ガイアスの放つ王の輝きに、目を細めたのだった。


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