樫の木の恋(中)
「!!」
秀吉殿のあそこに手が当たったとき、秀吉殿が驚いていた。いや、触られたから驚いたのではなく、廊下を誰かが話ながら歩いてくるのが聞こえたからだ。
「…だ、誰かくる…!」
秀吉殿がそれがしの腕を掴みながら、本当に小さく声を出す。
「仕置きですから、気づかれぬよう声を我慢してくださいね。」
「仕置きって…んっ…!」
ゆっくりと指を動かすと、秀吉殿がびくびくと反応している。自らの片手で口を抑えて、懸命に我慢している。
廊下を歩いている人達は話が弾んでいるのか、ゆっくりと歩いている。
「は………ぁ……!」
秀吉殿のあそこに指を入れ、ゆっくりとかき混ぜる。とろけていて、気持ちがいい。
「それにしても我らの殿は美しいよなぁ。」
廊下からの声に反応して、秀吉殿が目を見開き、締まっていく。
この声は正則だろうか。
「美しくたって、あんな鬼みたいなお人、殿にはいいが、女としては俺ぁごめんだね。」
こちらの声は清正だろう。
二人ともこちらには気づいてはいないようだった。
それにしてもその鬼みたいな人は今ここで苛められているとは知らずに、二人は話しを続けた。