いつも側で君を感じるから。
「はい!それは本当に良かったですっ」
「じゃ俺は、今回のこと話しに警察署に行かなきゃねーから、後頼んでもいい?」
「わかりました。あの…新くんも事情聴取とかされるんでしょうか…?」
「されると思う。でも心配すんなよ?捕まるとかはないから。俺がなんとかすっから」
そう言って自信ありげな表情で私の頭にポンッと手を乗せた。
「あ、やべ!こーいうことすんなって新に言われてたわ、バレたら半殺しだな」
「ほんとですよ!気を付けてくださいね!」と泉が横から笑って言う。
気が抜けて急に眠気がきてしまった。
「よし!新が起きるまであっちの広い待合室で少し寝よ!」
「え…目が覚めるまで付き合ってくれるの?」
「当たり前だよ」と萌乃も言ってくれた。
「明日中に目が覚めなかったらさすがに一旦帰るけどね、お風呂入りたいし」
泉がそう言い、私たちは笑いあった。
新くん…早く目が覚めますように…。