◇◆お姫様のティアラ◆◇




それからすぐに蛍と、何故かかみちゃんまで向かえに来てくれた。



「わりぃーな。
天愛羅頼むな!」



「おー!
あんま無理すんなよ。?」



「分かってるっつの!」


「じゃあな!」




笑顔で手を振るたーちだけど、
……………全然引き攣ってるよ。



私は見ていられなくて、たーちの側に行って………


「1人ぢゃないからね?夏休み……、いっぱい遊ぼ!」



今の私の全力の笑顔で笑った。


「あぁ、サンキュ!
気をつけて帰れよ!」



「うん!」


たーちはさっきより笑顔だった。





よかった、少しだけ………本当の笑顔だった。



「………手愛羅。」


「ん?なに、蛍。」



「あいつんち色々あんだわ!大変だけどさ………大壱には天愛羅が支えだから………1人にしないでやってほしい。
天愛羅が支えてやって!」






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