ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
逃げられないように、定時になってすぐに企画部へ向かって由宇さんに声をかけた。
一応人目もあるわけだし、“遠藤さん”って呼んだんだけど……
周りの目は頻繁に訪れる俺と、由宇さんを好奇の目で見ているとわかった。
そう見せたくてわざと由宇さんのメガネかけてきたりもしたんだけどさ。
何だか派手な格好の子に由宇さんは問い詰められていて、すごくうざそうな顔をしていた。
だから近くまで迎えに行ったのに…
『結城さんわざわざ落とし物届けに来てくださってすみません。
今手が空いてるので返して頂けます?』
にっこりと微笑みながら手を差し出してくる由宇さん。
作り笑いだってわかるくらい胡散臭い笑顔。
人前だから俺が大人しく返すと思ってるな。
「そうでしたね」
魂胆は分かっていたけれど、俺も微笑み返しながら封筒を由宇さんへと手渡した。
しおりじゃなくて、マサの店の名刺入りの封筒を。
それに気付いたとき、どんな顔するんだろう?
なんて思っていた俺に
『落とし物ってなんですか〜?』
鼻にかかった甘ったるい声がした。
今さっきまで由宇さんに詰め寄っていた子だ。
一応人目もあるわけだし、“遠藤さん”って呼んだんだけど……
周りの目は頻繁に訪れる俺と、由宇さんを好奇の目で見ているとわかった。
そう見せたくてわざと由宇さんのメガネかけてきたりもしたんだけどさ。
何だか派手な格好の子に由宇さんは問い詰められていて、すごくうざそうな顔をしていた。
だから近くまで迎えに行ったのに…
『結城さんわざわざ落とし物届けに来てくださってすみません。
今手が空いてるので返して頂けます?』
にっこりと微笑みながら手を差し出してくる由宇さん。
作り笑いだってわかるくらい胡散臭い笑顔。
人前だから俺が大人しく返すと思ってるな。
「そうでしたね」
魂胆は分かっていたけれど、俺も微笑み返しながら封筒を由宇さんへと手渡した。
しおりじゃなくて、マサの店の名刺入りの封筒を。
それに気付いたとき、どんな顔するんだろう?
なんて思っていた俺に
『落とし物ってなんですか〜?』
鼻にかかった甘ったるい声がした。
今さっきまで由宇さんに詰め寄っていた子だ。